DMATをご存知ですか?
災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。最近はこのDMATを主人公にした漫画やテレビドラマが放送されているのでご存知の方も多いかもしれません。
“一人でも多くの命を助けよう”
このコンセプトのもと、厚生労働省により災害医療派遣チーム、日本DMATが発足したのは平成17年4月でした。
きっかけとなったのは1995年1月17日に突如襲った阪神・淡路大震災です。マグニチュード7.2の大地震は死者・行方不明者6,425名 負傷者43,772名という大惨事を巻き起こしました。その時に初期医療体制の遅れが課題となり、もし平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば、救命できたと考えられる「避けられた災害死」が500名存在した可能性があったと後に報告されています。この教訓を生かし、各行政機関、消防、警察、自衛隊と連携しながら救助活動と並行し、医師が災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになりました。
その後、中越沖地震や東日本大震災では、多数のDMATが被災地に召集され、被災者の緊急治療や病院支援を行い、大いに活躍しています。
院長の田中圭は現在も富士市立中央病院の非常勤医師として心臓血管外科手術に携わっており、
富士市立中央病院所属のDMAT隊員として登録されています。
また静岡県で5人目の日本DMAT認定インストラクターとして日本DMAT隊員養成研修に定期的に参加しています。このため予定外に休診しなければならない時があります。
皆さんがお住いの地域は東海、東南海・南海地震など、昔から大地震の危険を予知されている地域です。万が一震災があった場合、多数の重症患者が発生する恐れがあります。まずは自分と家族の命を守るために避難経路や避難場所の確認、またもし手足を挟まれ動けなくなったり、ショックにより心停止がおこったらどうするかの対処方法等、事前に考えておくことが大事です。
心配な方は治療のついでで構いませんので、緊急時の心得をお気軽にお聞きください
詳しくは日本DMAT公式ホームページをご覧ください。